キャンピングカーを新車で購入する際におさえておきたいポイントや価格事情、自分にぴったりのキャンピングカーを選ぶためのポイントなどについてご紹介します。
利用目的や頻度など、購入後をイメージして事前に決めておきたい事や、実際に選ぶときのチェックポイントを知ることで、ミスマッチを防ぎイメージ通りのキャンピングカーを見つけましょう。
中古で購入しようか悩んでいる方のために、新車で買うメリットについても解説するので、是非参考にしてみてください。
キャンピングカーを新車で買うメリットとは?
キャンピングカーを新車で買うメリットとしては、次の3つのことが挙げられます。
最新の設備が搭載されている
納得のいくキャンピングカー選びをする際に、設備が充実しているかどうかを最も重視している方が多いようです。当然ながら何十年も前に発売されたような中古キャンピングカーよりも、新車として販売されているものの方が設備は充実しています。
不具合が出にくい
中古車は前オーナーの乗り方によって状態が変わりますが、新車ならそういった心配もありません。良い状態から乗り始めることができるため、長年にわたって乗り続けられるのもメリットです。
カスタマイズしやすい
自分好みの設備を搭載し、こだわりの1台にできます。譲れないポイントがある場合は新車のほうが希望を実現しやすいです。
新車を購入する前に必ず決めておきたいこと
新車での購入を決める前には、以下のことをよく考えておかなければなりません。
目的
アウトドアや連泊目的なら、できるだけ車内が広いものを選ぶ必要があります。
目的をはっきりさせておくと必要な設備も見えてくるため、先に考えておきたいところです。
使う頻度
日常的に使うことを検討しているのなら、大型のキャンピングカーよりも小型ワンボックス車などのほうが適しています。
また、各設備の使用頻度についてもよく考え、使用頻度の高いものから充実させていくと失敗しにくいです。
乗車人数
夫婦2人で乗るのと、友達も誘って大人数で乗るのとでは最適なキャンピングカーが異なります。1~2人で旅をするなら小さめのバンコンや軽キャンパーでも十分ですが、大人数で出かける予定があるのなら大型のバンコンを検討したほうが良いでしょう。
維持費・経済性
長距離の旅行を検討している場合はできる限り燃費性能が良いものを選ばないと予想外の費用がかかります。なお、最新性能を搭載している新車だからといって燃費性能が良いとは限りません。
気になる新車キャンピングカーの価格相場について
代表的なキャンピングカーの種類と相場を解説します。
軽キャンパー:300~400万円
価格を抑えて購入できる新車を探している方から選ばれています。燃費もよく、維持費も抑えられますが、車体が小さいため大人数での利用には向いていません。
また、長旅に適しているとはいえない車種です。
バンコン:400~700万円
走行性能が高く、長距離の運転をする人からも選ばれています。キャブコンよりは居住スペースが狭いため、4人以上の家族で乗る場合は狭さを感じさせることも多いです。
夫婦2人旅ならほぼ問題ありません。
キャブコン:600~1,000万円
車内のスペースが広く、快適に過ごせます。設備を充実させたいと考えている方から選ばれることも多いです。
ただし、走行性能はそれほど高いわけではなく、スピードが出にくいのがデメリットといえます。
バスコン:1,000万円~
価格は高価ですが走行性能、車内のスペースともに満足できる方が多いです。ゆったり過ごしたい人にぴったりですが車体サイズの大きな車なので、運転には慣れが必要になります。また、旅先での駐車場の確保などにも注意が必要です。
新車のキャンピングカーを選ぶ際のチェックポイント
新車でキャンピングカーを購入する前には、次のポイントを確認しておくことをおすすめします。
乗り心地・走行性能
できる限り試乗し、自分にとって運転しやすい車か確認したほうが安心できます。防音性能なども車種によって違うため、注意が必要です。
納車のタイミング
納車までにどれくらいの期間がかかるかも確認しておいたほうが良いです。希望した設備を追加する場合などは、予想以上の期間がかかることもあるため注意しなければなりません。
外せない設備
数ある設備の中でも絶対にあったほうが良いといわれることが多いのが、サブバッテリーです。また、サブバッテリーで作った電気を家庭用に交流する際に必要になるインバーターも使用頻度が高いといえます。
エアコンも必需品といわれることが多いです。なお、冷蔵庫については人によってはクーラーボックスで代用できることもあるため、実際に乗り始めてからのことをイメージして考えると判断しやすくなります。
保証・アフターサービス
保証期間とアフターサービスの内容については念入りに確認が必要です。いつ不具合が発生するかわからないため、期間終了後のメンテナンスに関する工賃も確認しておいた方が安心できます。
高価な買い物だからこそ慎重に
キャンピングカーは中古でも非常に高価なものであり、新車となると更に費用がかかるので慎重に選ばなければなりません。
設備にこだわったものの実際に乗ってみたら全く使わない設備があった、将来的に家族が増えることを想定しておらず車種タイプを間違ってしまったという人もいるため、実際に乗り始めてからのことをよく検討をすることが大切です。
今回ご紹介したポイントも参考にしながら、ぴったりの1台を探してみてください。